不良蝶女
私は中学生の夏休みが終わるとあの家には帰らなくなった。
おばあちゃんも私のことを気持ち悪がっていて、近くにいくと驚いたわけでもないのに、
きゃあっと叫んでたから。親戚の人に私を預からなければよかったということを話しているのを聞いちゃったから。
出てっても私を探す人なんていないし、心配する人だっていない。
だから、ふらふら夜の街を歩いてみたり、男の人の家に泊まらせてもらったり、、、
という生活を送っていた。