大好きな君 〜守と花のSTORY〜
『…いやぁぁ!!』
はぁー、また…かよ。
あの夢。
そういえば、あの日から半年経つのかぁ。
…あいつら元気かな?
怪我してないかな?
誰も怪我してないよね。
みんな強いもん。大丈夫だ……
…って、またあいつらの事考えてるし。
青龍のみんなのことを。
…私はどうしたいんだろう。
みんなを信じて、信じて信じて信頼してたのにあっけなく裏切られたもんな…。
…華。
あいつはまだ姫なのか?
はぁ。
あいつ、裏表激しすぎるわ。
でもようは、あれでしょ?
顔。
フェイス。
夢でも言ってたなぁ、
「〝花〟と〝華〟読みは同じなのに可愛いのは 華 のほう。」
確かにさぁ、私ブサイクですよ?
性格も顔に劣らずブサイクですよ?
でも、あいつよりはマシでしょ。
んまぁ、マシじゃなかったらしいから裏切られたんだけどね。