大好きな君 〜守と花のSTORY〜
☆ 守 side ☆
「ありがとう!」
まだ、幼さが残る顔で無邪気に笑いながらお礼を言う花。
カァァァア!っと顔が赤くなるのが自分でも分かった。
…あー、マジで惚れてんな。
慌てて、そっぽを向いた俺って、ガキか?
ガキだよなぁ…!
…って、花って何歳なんだ?
真顔になったら、んー…。
20手前か。
アホ丸出しにしたら、んんー…。
10前後か…。
いやいや。
…差がありすぎだろっ。
ハハ…。
んまぁー、帰ったらまず、自己紹介だな。
実際、名前と青龍の総長だったってこと、両親は亡くなった…。
くらいしか知らねぇーし。
花も俺の事、名前しか知らねぇーだろうし。
そんなことを考えながら運転してたら、
もうすでに駐車場に車を止めていた。
☆ 守 side ☆ end