大好きな君 〜守と花のSTORY〜
さっきから、何か考えた様子で運転してる守。
…は、話しかけづれーーっ。
スイスイっと街を走り抜け、大きなマンションが目に入った。
…うわぁー、でっけぇな。
どんな人が住んで……。
そのマンションの駐車場に入ってく、この車。
…マジっすか?
けっこう金持ちな感じ?
『よしっ、着いたぞ。』
あー、シートベルトとる仕草までかっこいいわ。
…口さえなかったら、めちゃくちゃ良い男なのに。
『…おぃ、何考えてる?』
『うえっ⁈』
気付いたら、綺麗なお顔ですぐそばに。
おかげで変な声出たじゃないかっ!
あー、恥ずかしいっ!!