お姫様と若頭様。【完】



「あ"ぁ?!?!!」



潰す宣言をされた赤司はどうやら
苛立っているようで殺気が漏れている。




まぁここで頷く方が不自然だがな。












「別に俺は自分で潰してもいいんだぜ?



…どうする、陣宮?」



俺の方へ向かずひたすら敵を見る舞闇。



俺たちのことを考えてか、
最後は俺たちがやるチャンスを与えた。



まぁもちろん断る理由はねぇし、
答えは



『Yes』だ。













「感謝する、舞闇。






この借りは必ず返す」













俺だってここにいる彩狼全員の
意見を汲み取って最後は彩狼でシメる。



赤司は人を傷つけることに
何の躊躇いもなくて、

俺たちだってそんな相手に容赦しねぇ。



俺らもそんな奴に何の躊躇いもない。

凄く戦い易い奴で、
こちらとしては嬉しい限りだ。















「赤司、


俺らの仲間を傷つけた借り、
返させてもらう」

< 114 / 371 >

この作品をシェア

pagetop