お姫様と若頭様。【完】
ガラッ
「おはよう!みんな知ってる通り、
早速だけど転校生を紹介するわね。
入って」
その声と共にガラッと教室の扉が
再び開いた。
…転校生なんて、
私には関係ないよなぁ。
…何てったって……
「「「「キャーーーー!!!!」」」」
私の"嫌い"な男だし。
名前知ってるし、
昨日"寝れなかった"所為で頭痛い。
少し…ほんの少しだけ寝ようかな…。
そう思って伏せたところ、
私はすぐに意識を手放した。