お姫様と若頭様。【完】
過去と闇
愛も幸せも、何もかもがどうでも良く
なってしまったの。
その証拠にほら、
私は黙って家の指示に従っている。
あの人がいてくれた時は
自分の気持ち優先で、
家に反発ばかりしていたの。
この人が私の世界を変えてくれたって
いつか思ったことあったんだよ?
世界はあなたのおかげで幸せに満ちて、
あなたがいなくなって色を失くした。
ほら、あなたは二度も
私の世界を変えたじゃない。