お姫様と若頭様。【完】
名前は宮藤 宵-Kudou Yoru-
かっこ良くて優しい、紅蓮の現総長。
皆から慕われてて信頼も厚い。
戦っている姿は凄くカッコ良くて
いつでも私を守ってくれる。
私にとってこんな運命的な出会いは
本当に奇跡だと思った。
私たちがであったのは半年前、
1人で街を歩いていた時だった。
何かと物騒だと言われているこの街。
柄の悪い人が多くて友達と街を歩いていた私は男の人に絡まれた。
怖がっている友達に助けを呼んで来てと
その子を逃がし、
1人で男達に絡まれていた時、
あの人が現れた。
「おい、嫌がってんだろ?
離してやれよ」
その声に振り向くと男を睨んでいる人。
その人は凄く顔が整っていて、
モデルさんとかかなって初め思った。
それでも彼の雰囲気は凄く圧倒的なもので只者じゃないのはすぐにわかった。
「あぁ?なんだこいつ」
私の腕を掴んでいる男は、
急に現れたその人を睨んでいる。
「ねぇ、
離せって言ってんのが聞こえない?」
なかなか手を離さない男達に痺れを切らしたのかグンと低くなった声。
その声に男達はビクッとしながらも
手を離そうとしない。
それどころか、
「ふざけんなっ!」と男の1人が
殴りかかった。
危ない、と思いぎゅっと目を瞑る。