お姫様と若頭様。【完】








皆が…来た……。





床にペタンと座り込んだ。


もうこれで安心…だよね?













ー数分後ー





「「「「しゃ〜!!!!」」」」






複数の大きな叫び声。



この声は皆の声。






勝った…勝ったんだね。



周りの皆で喜び合って、
近くでは今にも泣きそうな人もいた。


"紅蓮さんありがとうございます"って
凄く感謝してる人もいた。




やっぱり紅蓮は凄い。


離れて見てもっと実感した紅蓮の凄さ。




皆で喜んで皆の元へ行こうとした
その時だった。













































神様はなぜ、
私に不幸ばかりを与えるのか。



時々来る幸せの後の絶望。



それはただの絶望以上に大きく強力だ。


私を闇で覆い尽くすほどの、
更にまた大きな闇。






私は神に見放されたのか、
それとも神が私を弄んでいるのか。





どちらにしろ、
私の運命は途轍もなく残酷だ。















< 241 / 371 >

この作品をシェア

pagetop