お姫様と若頭様。【完】
in 理事長室
「よく来たね、
相良 純(さがら きいと)さん」
「チッ、不知火、その名前で呼ぶな」
「えーっ、じゃあ菓?
っていうか俺のこと凱瑠って呼んでよ」
「はぁ〜…分かったわよ、
呼べばいいんでしょ、呼べば」
「ん、良い子、楪」
この学校の理事長
李立 凱瑠(いたち がいる)
私の知り合いで
私の過去の一部を知る者
相良 純
私の名前だった
今は使ってないけど時々使ってた偽名
英田 菓(あいだ このみ)
こっちも偽名
最近少しだけ使った
不知火 杯騙(しらぬい はがた)
こちらも偽名
…どこで使うかは後でわかるわ。
「調子はどう?」
「別に普通」
即答した。
「ちゃんと寝れてる?食べてる?」
「…別にいつも通りよ」
はぁ〜と深いため息が聞こえる。
「ちゃんと健康管理しろ。
聡さんにシメられんの俺なんだぞ?」
峯ヶ濱 聡(あきら)
私の叔父
私のことをよく考えてくれてる
峯ヶ濱 瑛凛(えいりん)
私の叔母
聡さんの奥さん
子供が3人(萩・聖・雛)
萩(はぎ)だけ男の子
私より3つ上
聖(ひじり)は私の1つ上で
雛(ひな)は私の8つ下
皆美形の美形一家