お姫様と若頭様。【完】
Take2
2週間後ー
『《第○○回生徒会役員選挙・後期》
会長 1-A 峯ヶ濱 楪
副会長 2-A 陣宮 泪
会長代理 2-A 喜田 楓
会計 2-A 向井 藍
3-A 日下 嵐
3-B 國館 東佐良
書記 2-F 飯島 羽
1-A 如覇 翠
1-A 麻界 瑞
以上の者を第○○期生徒会とする』
学校に来ると貼り出されていた紙。
また生徒会か…。
今度から他推の形式変えて欲しいなぁ。
「峯ヶ濱様、おめでとうございます!」
「「「おめでとうございます!!」」」
「ふふっ、ありがとう。
皆に任せてもらったんだもの。
今回も頑張るわね」
と笑顔でお礼を言う。
あぁ、生徒会なんて面倒臭いだけ。
本当、誰が票入れんのよ。
…というか私以外の役員変わったんだ。
「くそッ…!」
と國館先輩が悔しそうに
唸る声が聞こえる。
あ、國館先輩はいたんだ。
副会長になれなかったんだぁ。
…ま、私には関係ないけど。
他の役員は全員あの転校生たちか。
…面倒なことにならなければ
誰でもいいのだけれど。