お姫様と若頭様。【完】
「それに、別に彩狼の人達を信じてる
わけじゃないけど…。
あの人達は強いよ。
見えない絆で、
とても強い絆で結ばれてる。
こんな私みたいな最低な総長じゃなくて
皆を守れるくらい凄い存在の
陣宮 泪がいて…。
素敵なチームだよ、あそこは。
…紅蓮だって素敵なチームだけど、
……それを壊すのは私かな…?」
仕事優先で、家優先で、立場優先で、
何より、
"峯ヶ濱財閥"が優先で…。
こんな人が総長なら、
皆に恨まれても当然で、仕方ないね。
家の所為にするのも最低だけど、
そうでもしないと
私が私でいられなくなるから、
ほんの少しだけ…いいよね?