お姫様と若頭様。【完】
「あ、あのさぁ?
…とっとと決着つけねぇか?
…そろそろ俺、時間なんだけど」
と少しの怒りを込めて言うと
「「「おりゃ〜!!」」」
一気に始まる喧嘩。
私の方にもたくさんの奴らが
向かってくる。
でもー
ードサッ…
「えっ…?」
周りの奴らが驚きの声を上げる。
なぜなら、
今まで威勢良く向かってった奴が
今は床に平伏しているから。
「時間ねぇって言ってんだろ」
時間がなくて焦る私が
その目の前にいた。