叶わぬ恋。
「っ(嫌な予感・・・)」
4段くらい抜かしてわたしは滑り、落ちて・・・・
「・・・・、あれ・・・」
落ちて、行かなかった。
気づくとわたしは、
「だ、大丈夫!?」
「・・・――――はっ、ご、ごめん!」
鈴森くんに抱えてもらっている体勢になっていた。
鈴森くんがわたしを助けてくれたということに
数秒たってから気付く。
「ご、ごめん!!」
「はははっ、俺は大丈夫だけど夏目さんは?」
「ぜっ、全然平気です!・・・あ、ありがと・・・」
「ん、そっか。」
恥ずかしすぎて鈴森くんの顔が見れない。
そしてわたしの心臓と言ったら、
やばいくらい鳴っている。
「・・・・」
階段で足滑らせて助けてもらう、とか・・・
ベタすぎるやろ!
こんなにも・・・ドキドキするんだ・・・。