彼がグラドルを嫌う理由
変人カメラマンの素顔
「早く、脱げよ」
以前のスタジオに私と彼の2人だけ。
水着一枚の私に投げかける。
「脱がねえなら、俺帰るから」
「待って、ぬ、脱ぐ……」
さすがに、オールヌードはやったことない。
清純派で通ってる私にはまだまだ無縁だと思ってた。
大丈夫!水着と対して変わんない。
そう言い聞かせ、震える手で首元の紐をするりと解いた。
そして下も脱ぐ。
私を隠すものはもう何もない。
ポーズを取ってカメラに向かってニコリと笑う。
笑顔がぎこちない。
カチャ!っとシャッターが切られた。