彼女を好きなワケ 【逢いたい~桜に還る想い~・番外編】
あとがき
ご訪問ありがとうございます。chihiraです。
本編の進行状況に伴い、「触れてはならぬ花~晴虎の恋~」の章を追加しました。
郁生視点の話じゃなくて、すみませぬ……
柊子(澪)が「殺した」と思っていた、父との禁忌の子・榎世(カヨ)は、夫の晴虎が尼寺にこっそりと預けて実は生きていた、という裏話です。
寡黙で不器用な晴虎サンですが、嫁いできた一回り以上年下の澪に一目惚れしてしまったのです。ちなみに久我家での名・“椿”は、晴虎が命名したもの。
柊子の前世の回想に、
『正室の所に行かなければ、お館様や回りの目があるからという、保身の為なのだろう。』
とか、
『私に恩を売っても仕方ないだろうに……。
私に騒ぎを起こさせて、国へ強制的に追い返そう、という算段なのだろう。』
なんて言われちゃってますが、晴虎なりに愛し、心配していたのに………
彼女ったら、
『ああ、そんなことはどうでもいい』とか言い切ってますね、可哀想に(笑)
静かな応援者・晴虎サン、生まれ変わってないかしら? 瑤子ちゃんあたりとか?(そんな設定ありませんが……笑)
さらに、陽の目を見る事がないであろう地味な裏設定ですが、元凶となった平安時代くらいであろうお姫様は“楸花(しゅうか)”と言います。
椿・榎世・楸花・柊子………4人あわせて、“木”偏に春夏秋冬です(笑)
本編も最後の章になりました。(収まれば………)今年の夏は多少進みましたが、秋現在また仕事が鬼のように忙しいので、亀更新ですみません……。次進められるのは、冬休みかなあ??
ではでは。
2016/9/22 chihira