彼女を好きなワケ 【逢いたい~桜に還る想い~・番外編】

あとがき


ご訪問ありがとうございます。chihiraです。
「祭の舞台裏」の章を追加しました。
こちらは本編の『大学祭』の節とリンクしております。

さて……。本編『嘘』の節の“嘘”はいくつか含んでいたんですが、おわかりいただけましたでしょうか?

一つ目はもちろん“柊子の嘘”。
節の最後の方で柊子が語っていた通り、郁生に話していた「不安は全くない」という言葉は“嘘”。

二つ目は“郁生の嘘”。
柊子の誤解から未桜を「彼女だ」ということにして、柊子を遠ざけようとしていたこと。
未桜から告白されたことがあるのを言わなかったのは……別に嘘ついてた訳ではありませんが。その辺をあまり気にしない柊子は、寛大なのか、よほど郁生を信頼してるのか、はたまた色恋に疎すぎるのか……。

そして三つ目は、“雄仁の嘘”。
雄仁の本当の気持ち───本編の節に“嘘”とつけたのは、始めはこれがメインのつもりでした。なので、ようやく番外編が書けてよかったです。
雄仁はここまで重要なキャラのつもりじゃなかったのに、こんなに勝手に動く人、初めてです(笑)。
上の二人がウジウジ悩みやすいので、動きたくなっちゃうんですね、きっと。

郁生と柊子は一緒にいるために、これから沢山の“嘘”を重ねていかなきゃならんのですな。いちいち落ち込んでいる場合じゃないですよー。

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