好き、だから抱きしめて



「お邪魔しま~す」



部屋に上がると皆が好き勝手に部屋を眺め出したので、藤宮の部屋だけは倉庫にしてるからと
いう理由で拒否をした。



それからはどんちゃん騒ぎで私もかなり酔っぱらってしまった。気がつけば女友達はすでに帰っていて部屋には私と岡田くんのみ。



「あれ?岡田くん、まだ帰らなかったの?」



『……あぁ』



コーヒーでも入れようと台所に立った時、突然後ろから抱き締められくるりと向きを変えられると、岡田くんの唇によって私の唇は塞がれた。



舌が侵入し口内を動き回る。苦しくなり離れようとしたのに反対にキッチンの床に押し倒されてしまった。



両手首を強い力で押さえられ動けない。岡田くんの手は服の中に侵入し胸に触れる。唇が首筋から鎖骨へと移動した。




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