好き、だから抱きしめて
「…っ、イヤッ!やめて!」
『好きなんだ!美海ちゃんが』
服を破かれブラも取り払われ突起に吸い付かれた。
「やっ…」
こんな状況でも体が反応してしまう自分に悔しくて涙が出てくる。手が太ももに這って来てもうダメだと思った瞬間。
岡田くんの体が宙に浮いたと思ったら床に叩きつけられていた。一瞬の事で何が起きたか分からず呆然とする私。
『テメー、何してんだよっ』
『……っく、』
『さっさと出てけっ!』
岡田くんは逃げるように部屋を出て行き藤宮は自分が着ていたジャケットを脱ぐと私に向かって放り投げた。
露になった肌をそれで隠す。私は恐怖から解放されたと同時に涙が溢れて止まらずその場にうずくまった。
隙を見せた私が馬鹿だったんだ…。