キミのイタズラに涙する。


でも今日……隆平に会いたかったな……。


なんて、酔ってるのかな。


酔うはずのない、子供ビールのせいにして

私はこの感情を誤魔化した。


すると、


ピリリリリリー


突然、携帯がなった。


【着信:隆平】


隆平から!!?


私は慌てて携帯を持つと自分の部屋へ駆け上がった。



「も、もしもし」


部屋に入ってすぐ通話ボタンを押す


すると、


「ハッハッハッ」


なんてちょっと低い声が聞こえてくる。


「ちょ、隆平!?」


「メリークリスマス」


その声はいつもの隆平の声ではなかった。




< 137 / 349 >

この作品をシェア

pagetop