キミのイタズラに涙する。


私達の言い合いに、満くんと梓は2人して笑った。


「何笑ってんだ?」


隆平はそれを不思議そうに見ている。


「いや、別に仲良いなって思って」


満くんが笑いながらいうと


「たりめぇだ、な?沙良?」


と私の肩を組んで来た。


かあっと赤くなる顔。

普通に話してる分には平気だけれど、

こうやって隆平が私に触れてくると

そりゃあ……意識して恥ずかしくなっちゃう。


私はバレないように隆平から顔をそむけると


「ま、まぁ……」


と変な返事をした。


これじゃあいつか、バレるのが時間の問題かも




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