キミのイタズラに涙する。
チャイムがなり、私達はそれぞれ席につくと
私はどうやって言おうか考えた。
静かな場所がいいかな……。
それとも公園とかで子供が遊んでるのを見ながら……とか?
うーん、ペンを回しながら考えていると
後ろからクラスの女の子が小さな声で話している会話が耳に入った。
「もう少しで先輩、卒業じゃん?
ネクタイ交換しに行きたいんだけど
先輩人気だからさ……すぐなくなっちゃうかもしれない」
「付き合ってる人はいないの?」
「それも分からない……もう予約とかされてるかなあ」
そっか……
もう少しで3年生は卒業か。