キミのイタズラに涙する。


【放課後、パフェ食いにいかねぇ?】


そんなお誘いが書いてあって

顔がにやけてしまった。


告白しないで2年間待ってられるわけ、ないんだ。

もう、私の気持ちは隠せるものじゃない。


だって


隆平の書いた文字一つでこんなに嬉しくなって

眠たかった授業がこんなにウキウキしたものに変わるんだから。


授業が終わって隆平に「いいよ」と返事をすると、


「よし、授業終わったら2人で食いまくるぞ!」


と隆平は言った。


「あれ、2人?」


「ああ、なんかアイツら予定あるらしい……」


ん……、あの2人、気を遣ったな。


< 154 / 349 >

この作品をシェア

pagetop