キミのイタズラに涙する。
もっと言いたいことはあったのに
なんで隆平が好きになったかとか
感謝の気持ちとかいっぱい
告白の前に言うことあったのに
なんでそれだけ出てきちゃうんだよ……っ。
泣きそうになる私に隆平は言った。
「俺も、沙良のこと好きだぞ?」
パフェを食べながら普通に言う隆平。
全然伝わってないよ……
「あのね、違うの
隆平と付き合いたいって意味の好きなの」
私はもう、伝えるのに必死で
ムードのある告白の方法を考えたりしなかった。
「ぶは、」
そんな私を見て隆平は吹き出して笑う。
「ちょ……!隆平、真面目な話!」