キミのイタズラに涙する。
それくらい慎重にやるものらしい。
ひたすら自分の体のことを考えて、
学校のことを考えないようにする生活を2週間送るとだんだん慣れて来た。
寂しさは感じることはある。
でもそれもきっと少し経てばなくなるだろう。
そう思った時、
ガラガラー!!
ドアは勢いよく、開いた。
「は……なんで」
俺はそのドアを開けた人物を見て、思わず声を漏らした。
「隆平っ!!!」
だってそこには沙良がいたから。
「なんでお前……」
恥ずかしいほど小さい声だった。