キミのイタズラに涙する。


「隆平のバカ!!!」


大きい声で叫ばれ沙良はすぐ近くにやってくる。


「どれだけ心配したと思ってるの!?」


沙良の目には涙が溜まっていた。


「携帯にも全然出ないで……学校も来ないし……

どうしちゃったかと思ったじゃん」


「お前、なんでここ……」


沙良の勢いに圧倒しながらも、俺は聞く。


「先生から聞いたんだよ!!

最初は教えてくれなかったんだけど隆平の家に行っても誰もいなかったから

もう先生しかいないと思って……必死で聞いたんだよ


そしたら今日教えてくれたからすぐ来ちゃったの」




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