キミのイタズラに涙する。
「やっぱりちょっとうるさくしちゃったかな……
じゃあさ、退院してから盛大に祝ってあげた方がいいかもね」
「うん、そうだね」
午前中の始業式を済ませ、私達は3年生と書かれた教室に移動すると
ついに最高学年になったんだなって実感した。
「もうみんなと一緒にいられるのもあと1年だね
学校生活めいいっぱい楽しもう!!」
私の言葉に梓も言う。
「そうだね!夏も受験とかあるけどちゃんと遊ぼうね!!
……満?」
今日はやけにぼーっとしている満くん。
「ちょっとまだ寝てるの?人の話し聞いてる?」