キミのイタズラに涙する。


「やっぱりちょっとうるさくしちゃったかな……

じゃあさ、退院してから盛大に祝ってあげた方がいいかもね」


「うん、そうだね」


午前中の始業式を済ませ、私達は3年生と書かれた教室に移動すると

ついに最高学年になったんだなって実感した。


「もうみんなと一緒にいられるのもあと1年だね

学校生活めいいっぱい楽しもう!!」


私の言葉に梓も言う。


「そうだね!夏も受験とかあるけどちゃんと遊ぼうね!!


……満?」


今日はやけにぼーっとしている満くん。


「ちょっとまだ寝てるの?人の話し聞いてる?」

< 222 / 349 >

この作品をシェア

pagetop