キミのイタズラに涙する。
こんなに学校生活が楽しいって思わなかったんじゃないかって
ずっとずっと思ってた。
まだその感謝も言えてない。
何も返せてないのに
一緒にいられないなんて……
そんなの絶対に嫌なんだよ。
「隆平……私だって支えたいんだよ」
もらってばっかりは嫌。
知らないのも嫌。
ぎゅっとまた彼の手を握ったら
隆平は今度は振り払おうとしなかった。
しかし、
「俺だってさ、お前らに色々感謝してんだぜ?
だからこういうのに巻き込みたくねぇの
本当はずっと気付かなければいいって思ってたんだけど」