キミのイタズラに涙する。
副作用
次の日
学校が終わるとすぐに、私たちは隆平のいる病院に向かった。
午後16時
もっと早くに来てあげたい所だけど、
学校が終わってどんなに早く校舎を出てもこの時間が限界だった。
「隆平、みんなで来たよ!」
ガラガラー
入った瞬間うつむいている顔を上げる隆平。
「おう、よう来たな」
そうやって言う隆平の声は元気だけれど
顔色はあんまりよくなかった。
「梓、ごめんなお前ビックリしたろ?」
「当たり前じゃない、私にだけ教えないなんてヒドイわよ……」
「みんなに言うつもり無かったんだけどな
コイツら2人しつけぇから」