キミのイタズラに涙する。


また顔色が悪くなっている。

体もなんか痩せ細っていて、ベットに横になっているけれど

ダルそうだった。


「隆平、平気?」


「おう!全然余裕〜」


余裕なワケがない。


私がいない一週間も苦しいものだったんだって

表情から容易に分かる。


「無理に笑わないで、」


小さくつぶやくと彼は言った。


「無理じゃねぇよ?面白いから笑ってんの」


面白い事なんて、何もない。

私が目の前にいるからこそ無理に笑うんだって

思ったら私はその場にいられなくなった。


「今日はもう……帰ろうかな

満くんと梓が後から来るって言ってたけど

ゆっくり休んだ方がいいね、2人には言ってお……」


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