キミのイタズラに涙する。



え……

せっかく安心した私の心はまた一気に不安になった。


「免疫力が回復したら出られるけど

それか……」


「それか?」


「ううん、とにかくいつ出て来れるか分からないのね

面会も直接部屋には入れないから……」


そうなんだ……。

会うことが出来ないんだと聞いて私は肩を落とした。


「でもいい機会だったのかもしれない。

沙良ちゃん達にもたくさん負担をかけちゃって……本当にごめんなさいね

支えてほしいなんて勝手なこと言ってしまって……

本当にこんな事言って良かったのかなって少し後悔してるの」

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