キミのイタズラに涙する。


それから私は隆平から連絡が来るのをひたすら待った。


「隆平ちゃんと頑張ってるかな?」


最初の1ヶ月は大丈夫大丈夫って自分に言い聞かせて乗り越えて


「この時、すっごい楽しかったなあ……っ」


2ヶ月目に入ると

寂しくなって写真を見ながら泣くことも増えてきたけれど、我慢して


「隆平……もう年明けてけっこう経ったよ?」


3ヶ月目の季節が2月に入った時

さすがに堪えきれなくて私は隆平にメールをした。


携帯の待ち受けにある

夏休みに花火をした時がもう相当前に感じる。


隆平が側にいないとなんだか世界が面白くなくなったような気さえするよ……

< 283 / 349 >

この作品をシェア

pagetop