キミのイタズラに涙する。
でも私……
「怖いよ……っ
学校行ったら実感しちゃう
悲しくて涙が出ちゃう」
ボロボロと零れる涙は止まらない。
あの日から一度も泣かない日はなかった。
これからもずっと泣き続けたら
涙は枯れてくれるんだろうか。
いや、きっと枯れないだろう。
こうやって涙が流れ続けて
どんどん沈んでく。
そしてとんどんみんな私のことを置いて行ってしまうんだ。
するとお母さんは私の手を力強く握って言った。
「泣いたっていいじゃない
怖くなったらまた家で休めばいい」