キミのイタズラに涙する。
まだ2人とも悲しみを抱えている中で
すごく迷惑かけているんだって分かる。
「ごめんね……」
私は心配させた事を謝ってすぐに机についた。
そして、卒業式。
私は言った通りちゃんと参加した。
けれど、卒業式を終えても
私は前に進めた気がしなかった。
何も変わらない。
心に穴が空いたまま。
それよりか、
隆平がいなくったって時は必ず過ぎて行くんだって実感する。
私が立ち止まっても
彼がいなくても
時間は必ず進んでく。
そんな場所で
「生きている意味あるのかな」
ポツリと溢した言葉は、前向きな言葉ではなかった。