キミのイタズラに涙する。

仲良くなることに決めた日



「田辺くん……けっきょくお弁当食べなかったね」


梓と一緒に帰宅中。

なぜか隆平も私達についてきて一緒に帰宅している。


「まぁ、そんな簡単に信じられるものじゃないしね

人って」


周りがいい雰囲気ではない中

私達だって田辺くんの目から見たら何かたくらんでるように

見えるのかもしれない。


「隆平は?仲良いんじゃなかったの?」


「いや、一方的に話しかけてるだけ

最初は受け入れてくれるような気がしたんだけどな……

今はなんか近寄ってほしくねぇみたいだ」


そうなんだ……。

私は頭を悩ませた。

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