キミのイタズラに涙する。


人に影響させる力があるからだ。


「よっし、俺たちはもう仲間だ」


「ちょっと私を勝手に入れないで」


梓の冷めたツッコミに私はくすりと笑いながら頷いた。


「じゃあお前らにこれやるよ」


??


そう言って手渡してくれたものは袋に包まれたキャンディーだった。


「うまいから、今食ってみ?」

「ありがとう!」


私と梓は手に取るとすぐにそれを開け

口の中に放りこんだ。


その瞬間、広がる


「「すっっっぱ!」」


ものすごい酸味。


レモン味なんだけど、それはやたら酸っぱくて





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