キミのイタズラに涙する。


そこから抜け出してはいけないんだって


気付いてしまった。


「あ、じゃあ隆平に頼もうぜ

お得意のイタズラ」


もう、明るさを見つけようとするのはやめにする。

誰かを信じたりもしない。


一生一人で生きてくことにする。


それがその日誓った事だったー。


ドン!!


「どけよ、邪魔だよバーカ」


イジメにはもう慣れた。

中学の頃のように、好きだった友達にされるよりはまだましだ。


イジメよりも、裏切りの方が辛くて苦しい。

それに比べたら全然楽だった。


「満、お前怪我してねぇか?」


ただ、毎日やってくるこいつには

正直胸が痛くなった。


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