キミのイタズラに涙する。
毎日が急に楽しくなくなって
食べるものでさえ、美味しいと感じなくなった。
「だから置いとくな」
いっその事、感情もなくなればいいと思ったのに
「…………っ。」
生きてる限りそれは無理だ。
人の温かさに、目が熱くなってこみ上げてしまう。
ただ普通に出会えていれば良かったのに
俺が普通の人だったら良かったのに
俺はその日、
持って帰ってきた弁当を部屋の中で
泣きながら食った。
「……うっめぇよ、」
涙をポロポロとこぼしながら。