キミのイタズラに涙する。
辛い時、誰かと一緒にいたい。
一人になりたくない。
「う……っ、」
人に裏切られ傷ついていても
やっぱり誰かの優しさが心にしみる。
どのくらいそうしていたのか
屋上の片隅でうずくまっていた俺に誰かが肩を叩いた。
「発見~」
ああ、本当にコイツは
変わった奴だ。
クラスのやつに何を言われても
俺がどんなに突き放しても
なぜかここにきてイタズラな笑顔を見せる。
「探したんだぞ~まじで
おかげで俺まで授業サボっちまった」
「なんで……」
「あ?」
「なんで俺に関わってくるんだよ……
同情か?それだった俺は……」