キミのイタズラに涙する。
一通り攻撃を受けていると、
キーンコーンカーンコーン
チャイムは鳴り、あいつらは飽きたのか俺を置いて教室から出て行った。
「殴られんのは痛てぇな……」
教室に一人仰向けになりながら
そんな事をつぶやく。
切ない、悔しい。
「父さんの会社が不正したから俺は、悪者なのか……」
何も悪いことはしていないのに
殴られたりするのは当然なのか……。
その場から動きたくなくて、俺はずっと寝転んでいると
授業はいつの間にか終っていた。
ガラガラとその教室を出ていたら
隆平に会う。