キミのイタズラに涙する。


一通り攻撃を受けていると、


キーンコーンカーンコーン



チャイムは鳴り、あいつらは飽きたのか俺を置いて教室から出て行った。


「殴られんのは痛てぇな……」


教室に一人仰向けになりながら

そんな事をつぶやく。


切ない、悔しい。


「父さんの会社が不正したから俺は、悪者なのか……」


何も悪いことはしていないのに

殴られたりするのは当然なのか……。


その場から動きたくなくて、俺はずっと寝転んでいると

授業はいつの間にか終っていた。


ガラガラとその教室を出ていたら

隆平に会う。





< 77 / 349 >

この作品をシェア

pagetop