好きだバカッ。気づけよ。
うちのクラスの席替えはくじ引きで決まる。
そーいえば、今日の私の運勢は悪かった気がする…
こーゆー日に限って本当ついてない。
そんな事を考えているうちにあみだくじが回ってきた。
どうか、一番後ろが当たりますように。
と、心の中で願いながらくじに名前をかいた。
『結果は昼休みに報告するからな〜』と言って先生は教室を後にした。
チャイムが鳴って休み時間になったと同時に私の席に、親友の新井瀬里奈が飛び込んできた。
『柚乃ー!』
これを、私はすかさず避けた。
ガシャーン
と凄い音がして、瀬里奈は翔に飛びついてしまった。
一瞬、クラス中の空気が凍りついた。
『瀬里奈!大丈夫?』
と、聞くと『これぐらい、平気だよー!みんな、どうしたの?深刻な顔してー』