メイドさんに首ったけ!?
幸せの余韻に浸りながらしばらく歩いていくと、電飾の光る立て札が目に入った。
「あ、このビル工事しているんですね」
そこには、忙しそうに鉄のパイプや木材を運ぶ大工さんの姿や、沢山のクレーン車。
少し離れたところから見上げるようにその様子を見つめる。
すると霧様が…。
「露、危ないからこっちへ」
「あ……っ」
私の体を、工事現場から隠すようにそれまで歩いていた位置を変えてくれた。
「霧様、ありがとうございます…」
「さ、行こうか」
その小さな気遣いが嬉しくて、頬を染めると霧様は再び私の手を取ってくださり先を歩き始めた。
ビルの工事と同時に、道路の舗装も行っているようでかなり足場が悪い。
足元をすくわれないように注意しながら歩いていると、カツンという小さな音が頭上から聞こえてきてふと視線を上げると……。
「霧様、危ない――っっ!」
「あ、このビル工事しているんですね」
そこには、忙しそうに鉄のパイプや木材を運ぶ大工さんの姿や、沢山のクレーン車。
少し離れたところから見上げるようにその様子を見つめる。
すると霧様が…。
「露、危ないからこっちへ」
「あ……っ」
私の体を、工事現場から隠すようにそれまで歩いていた位置を変えてくれた。
「霧様、ありがとうございます…」
「さ、行こうか」
その小さな気遣いが嬉しくて、頬を染めると霧様は再び私の手を取ってくださり先を歩き始めた。
ビルの工事と同時に、道路の舗装も行っているようでかなり足場が悪い。
足元をすくわれないように注意しながら歩いていると、カツンという小さな音が頭上から聞こえてきてふと視線を上げると……。
「霧様、危ない――っっ!」