メイドさんに首ったけ!?
★6★ ひとときの安堵
僕らの間に沈黙が流れる。
僕は変わらず頭を下げたまま。
2人がどんな表情をしているのか、何を思っているのかを伺うことはできない。
そして、ようやくその沈黙が破られた時、僕はこれでもかというほどの驚きを見せてしまうこととなる。
「やだー、霧くん、そんな気にしなくていいのよー」
「え?」
あまりにも明るい綺さんの声。
その声に僕も思わず顔を上げてしまった。
今、彼女はなんて……?
「だって、霧くん。確かにケガはしたけど露ちゃんはちゃんと生きてるもの」
「そうそう、手術も成功したしね」
綺さんに続くように陸さんまでも笑って答える。
「でも、露は僕をかばって――!」
僕は変わらず頭を下げたまま。
2人がどんな表情をしているのか、何を思っているのかを伺うことはできない。
そして、ようやくその沈黙が破られた時、僕はこれでもかというほどの驚きを見せてしまうこととなる。
「やだー、霧くん、そんな気にしなくていいのよー」
「え?」
あまりにも明るい綺さんの声。
その声に僕も思わず顔を上げてしまった。
今、彼女はなんて……?
「だって、霧くん。確かにケガはしたけど露ちゃんはちゃんと生きてるもの」
「そうそう、手術も成功したしね」
綺さんに続くように陸さんまでも笑って答える。
「でも、露は僕をかばって――!」