メイドさんに首ったけ!?
父さんへの連絡もすんだところで、僕は再び露の眠る病室へ戻るため、もと来た廊下を歩いていると、キョロキョロと誰かを探しているかのように視線を四方に移している綺さんの姿が目に入った。
「綺さん?」
「あっ、霧くん!」
僕が声をかけると、綺さんは病院内にも拘らず、パタパタと足を鳴らして僕に駆け寄ってきた。
「どうかしたんですか?」
「あのねっ、露ちゃんが目を覚ましたの……っ!」
「!!」
露が目を覚ました――。
その言葉を聞くなり、僕を探しにきてくれた綺さんの脇をすり抜け、真っ先露の病室へ走った。
病室に着くと、ベッドの脇に立つ陸さんと医者と看護士の姿が目に入る。
そして、その隙間からは確かに目を開いてきょとんとした顔の露の姿が……。
「露……!」
後ろからは綺さんも駆けつけ、病室内に全員揃ったところで医者が口を開いた。
「綺さん?」
「あっ、霧くん!」
僕が声をかけると、綺さんは病院内にも拘らず、パタパタと足を鳴らして僕に駆け寄ってきた。
「どうかしたんですか?」
「あのねっ、露ちゃんが目を覚ましたの……っ!」
「!!」
露が目を覚ました――。
その言葉を聞くなり、僕を探しにきてくれた綺さんの脇をすり抜け、真っ先露の病室へ走った。
病室に着くと、ベッドの脇に立つ陸さんと医者と看護士の姿が目に入る。
そして、その隙間からは確かに目を開いてきょとんとした顔の露の姿が……。
「露……!」
後ろからは綺さんも駆けつけ、病室内に全員揃ったところで医者が口を開いた。