先輩×後輩
「遅いよー2人!超待ったのにこないんだもん!」

シートにはもう優子と健一くんが待ちくたびれた様子で座っていた

「ごめん~!」

「まぁいいけど…ってか何これ?」

優子があたしの胸元を指差した

「あぁ…それね…魔よけ」

「魔よけ?」

「俊くんがつけたの。あたしに変なムシがつかないようにって」

「ふ~ん♪俊くんもやることすごいね」

「優子先輩!それやったの俺だけじゃないよ!
さくら先輩だってつけたんだから!」

そう叫び俊くんは自分の首元を指差した

「わ…本当だ。
さくらもやったんだぁ~♪へぇ~♪」

優子は何かたくらんだかのような笑いをしながら立ち上がった

「海の家でも行かない?お腹すいちゃった」

「そうだな」
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