先輩×後輩
さくらさんは顔色ひとつ変えずにあたしの話を聞いていた。

なんでなの?

今の話、普通聞いたらショック受けるよね?


「じゃぁね」

「あの!まってください!」

「なに?」

「あたし…まだ俊のことが好きなんです!今の彼氏は…俊を忘れるために付き合ってる彼氏なんです!」

ライバルってこと言ってやる!

「そうなんだ。それで?」

「え…だから、あたしとさくらさんはライバル…」

「いいわよ、ライバルで。お互い頑張りましょうね。じゃぁね」

「無駄よ」

「何が?」

あなたは頑張ったって無駄なのよ。

俊はもうすぐあたしのものになるんだから。

< 180 / 260 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop