先輩×後輩
「健太部屋にいるからね」

あたしは2階の健太の部屋に行った。

「健太ぁ~…」

「うおっ!?!?お前いくらなんでも勝手に入ってくんなよ!」

「だってぇ~…」

健太はちょうどAVを見ているところだった…

やっぱり男だ…

「どうしたんだよ?」

「うぅぅ~…俊くん~…」

あたしは健太に抱きついた。

「お、おい…」

「いや…」

あたしは離れようとする健太の首に手を回した。

「今はこのままにさせて…?」

健太は何も言わずに、静かにあたしの背中に手をまわした。



どのくらいたっただろう。

3時間ぐらいたったかもしれないし、1時間しかたってないかもしれない。

「ごめん…ありがと」

あたしの涙は終わりを遂げた。

「いや…別に」

「ねぇ…健太?」

「ん?」

< 196 / 260 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop