先輩×後輩
こんな毎日が続き、夏休みに入った―――

俊くんとは相変わらずで、全然連絡をとってなかった。

「まだ別れてないの?」

「え…」

あたしのマンションの前に萌華さんがいた。

「なんで家知ってんの?」

「別にどうだっていいじゃん。それより早く俊と別れて」

前より口調も悪くなってるし、外見も派手になってる。

何があったの…!?って感じ。

「まだ別れない」

「じゃぁ早く別れてよ」

「まだ無理」

「は?あんたあたしを誰だと思ってるわけ?」

「俊くんの元カノ」

「調子のんなっ!あたしと俊はねぇ、結婚するのよ!」

「知ってるわよ」

「あんたの出番はないのよ♪わかる?」

こいつ、年下のくせに本当ムカつくっ!

「俊くんと決めたから。距離おこうって」

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