先輩×後輩
俊くんの言葉を遮ったのは萌華さんだった。

「別れてからもずっと好きだった」

「俺は…」

「ずっと俊のこと忘れられなかったの!!」

ついに萌華さんは泣き出した。

「泣くなよ…」

「俊あたしと結婚してくれるって言ってたじゃん!!」

「それはっ…」

「嘘ついたの!?」

「そういうわけじゃぁっ…」

萌華さんは涙を拭きながら言った。

「俊はあたしのものなんだから♪」


ちゅ…


「!?」

萌華さんは俊くんにキスをした。

「やめろ!!お前何すんだよ!?」

「何って…ちゅー♪」


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