先輩×後輩
「はいはーい♪俊まってたよ~」

中から萌華が出てきた。

お前に用があるんじゃないけどな。

「まぁ入って♪」

「おじゃまします」

俺はまずリビングに向かった。

「お久しぶりです、柏木俊です」

「あら~俊くん!ほんっと久しぶりねぇ~」

萌華のおばさんがエプロンで手を拭きながら俺の傍にきた。

「今日は、お父さんに話があってきました」

「ぱぱ?いるわよ、ちょっとまっててね。あなたー!!」

やっべ…マジ緊張すんだけど。

「とりあえず座ってていいわよ」

そう言われ、俺は遠慮がちに座った。

「おっ俊くんじゃないか!」

「あっお久しぶりです。今日はありがとうございます」

「いやいあや、時間をちょっとつくっただけだ。さぁ、話を聞かせてもらおうか」

「あの、その前にちょっと…これ、たいしたものじゃないですけど」

実際はかなり高かったんだけどな…

「あっここのクッキーあたし好き!」

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